
このサイトは診療放射線技師という仕事について広く皆様に理解して頂く事を目的として診療放射線技師に関連する情報を総合的に提供しているサイトです。
病院では検査の時にちょっとだけ話をした事がある程度でその実態はあまり良く知られていないのではないでしょうか?
もしかしたらお話どころか機械的に検査の指示をされるだけなので人と言うよりも機械の一部の様なイメージを持たれていませんか?
診療放射線技師はどんな仕事をしているか、どうすればなれるのか等私たち診療放射線技師の事を少しでも理解して親しみを持ってもらえる様なサイトを目指してます。
医師・歯科医師以外では人体に放射線を照射する事ができる唯一の資格です!
法的な定義として、放射線技師法(こんな法律があるんですヨ)によりますと・・・・・
「厚生労働大臣の免許を受けて、医師又は歯科医師の指示の下に、放射線を人体に対して照射(撮影を含み、照射機器又は放射性同位元素(その化合物及び放射性同位元素又はその化合物の含有物を含む。)を人体内にそう入して行なうものを除く。以下同じ。)することを業とする者をいう。」となっております。
X線写真の撮影やCTスキャンの撮影はX線を人体に照射しますから看護師・薬剤師・臨床検査技師等の資格を持っていても「診療放射線技師」の資格がなければやってはいけない行為です。
私もたまに経験するのですが歯科に行くと歯科衛生士や助手さんらしき人に歯のX線写真を撮られる事がありますがX線を人体に照射して撮影しているので診療放射線技師の資格が無ければ紛れも無く違法行為となります。
普段仕事をしていると良く「レントゲン技師」とか「X線技師」と呼ばれる事があるのですが、正確には私達は「診療放射線技師」っていうんです。
違いを簡単に言いますと取り扱える放射線の種類が多いのです。X線写真を撮影する場合にはX線を扱っているのですが後ほど説明します核医学検査ではガンマ線を扱い、放射線治療ではX線をはじめアルファ線やベータ線または中性子線や重粒子線なんかも扱う事が出来るのです。
「エックス線技師」という資格は1984年9月までは実際に有ったのですが10月1日からの法律の一部改正によって廃止されてしまいました、また「レントゲン技師」というのは資格としては全く存在しない呼称なのです。
病院では胸やお腹のX線写真の撮影やCTスキャンの検査をしている事はご存知の方も多いと思いますがその他にも以下の様ないろんな検査に従事しているんです。
診療放射線技師になるには国家試験に合格しなければなりませんが、その国家試験の受験資格は誰にでも与えられるわけでは無く法律で以下の様に決められています。
「文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上、診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの(卒業見込みの者を含む)」となっております。
簡単に言いますと放射線学科のある大学又は短大(3年)または3年以上の専門学校を卒業しなくてはならないという事なのですが、その学校も各都道府県にあるわけではなく全国でも大学・短大・専門学校を合わせても約40校程度しかないのが現状です。
診療放射線技師法の第18条の規定による国家試験は年一回で例年2月末頃に行われ合格発表は4月初旬、マークシート式の試験で実技試験等は有りません。
| 試験地 | 北海道 ・ 宮城県 ・ 東京都 ・ 愛知県 ・ 大阪府 ・ 広島県 ・ 香川県 ・ 福岡県 |
| 試験科目 | 基礎医学大要、放射線生物学(放射線衛生学を含む。)、放射線物理学、放射化学、医用工学、診療画像機器学、エックス線撮影技術学、診療画像検査学、画像工学、医用画像情報学、放射線計測学、核医学検査技術学、放射線治療技術学及び放射線安全管理学 |
| 出題数 | 200問 (上記14科目合計) |
| 試験手数料 | 11,400円 |
| 合格率(全国) | H19年(76.5%) H18年(62.6%) H17年(71.7%) H16年(73.9%) |
| その他詳細 | 厚生労働省のHP |
受験資格は上でも説明しましたが「文部科学大臣が指定した学校又は厚生労働大臣が指定した診療放射線技師養成所において、3年以上、診療放射線技師として必要な知識及び技能の修習を終えたもの(卒業見込みの者を含む)」となっておりますので「全国の学校一覧」で紹介しました学校を卒業しなくてはなりません。
診療放射線技師も高学歴化を目指しており最近は3年制短大から4年制大学への移行がどんどん進み今では私の母校も含め短大はほとんど無くなりました。
私が学生であった20年ほど前は大学が無く全て3年制の短大か専門学校でしたから私も短大を卒業したのですが今後は学士の診療放射線技師が多数を占める事になるので将来に漠然とした不安もあり「放送大学」で不足分の単位を取り「学位授与機構」に申請し学士を取得しましたのでそんな学士を取るための方法をご紹介します。
卒業後は大部分の人は病・医院に就職しておりその内訳は民間病・医院が施設数から見ても最も多いのですが中には大学病院からの求人も有りますし、国公市立病院・保健所・公的機関の医務室からの求人もあり公務員になる道もあります。
その他では放射線機器のメーカーや上で紹介しました放射線関連の教育機関への就職もあります。